いつも、慣れ親しんでいる道を散歩に出たら、家への帰り道が解らなくなったり、自分から電話をかけたのに相手が出たとたんに、何の用件だったのか忘れたり、伝言の内容をすっかり忘れてしまいトラブルになってしまったり・・
当たり前のようにできていたことができなくなると、「自分はどうしてしまったんだろう?」と不安になります。認知症の方は、このまま自分は壊れていくのではないか?という思いになり不安の渦中にいると考えられます。
また、認知症の方は、同じことを何度も尋ねる傾向の症状が現れますが、 これは忘れてしまうという理由だけでなく、不安の表現・・・何事にも自信が持てないため、不安が襲い身近な人に確かめよう、頼ろうとし、時には信頼できると思う相手に、ついて回ることもあります。
信頼している人が、他の人と親しげに話している様子を見て、夫や妻の浮気を疑い、不安を通り越して妄想的な嫉妬に変化する場合もあります。
支援する側、介護する側としてそっと寄り添う気持ちを持ちたいものです。

私たちは、認知症になっても、自分らしく住み慣れた場所で安心して生活できる街づくりを目指し、認知症の人とご家族の立場に立ったデイサービスを行っています。
【問い合わせ】デイハウス松原「ファミリー」 TEL 072-332-3120まで
