【オレンジの風】認知症のお年寄りの自尊心を大切にするには?

認知症の方は、今まで出来ていた当たり前のことができなくなるため、家族や周囲の人々が認知症の方を「何もわかっていない」と決めつけてしまいがちです。
しかし、認知症の方は直前の記憶を失っているだけで、感情は生きています。褒められると嬉しいし、叱られれば悔しい。
介護にあたる家族や周囲の人は、この点を踏まえ、上手く接する必要があります。

認知症の方の介護にあたっている人は、イライラしてしまい、つい叱ったり間違いを正そうと説得したりしますが、こうした行為は意味を持ちません。
何故叱られたのか、何故間違っていたのか、その理由をすぐ忘れてしまいます。しかし自分が叱られたのだという嫌な感情だけが残ります。
また注意する時は、早口は禁物です。いくら精一杯説明しても叱られている感覚だけが残ります。
何度も叱られたり注意されたりすると、感情的に反発したり、逆にウツ状態になったりするので注意が必要です。

 

私たちは、認知症になっても、自分らしく住み慣れた場所で安心して生活できる街づくりを目指し、認知症の人とご家族の立場に立ったデイサービスを行っています。
【問い合わせ】デイハウス松原「ファミリー」まで TEL 072-332-3120