新年あけましておめでとうございます
お正月は穏やかな天気で過ごしやすかったですね。皆様、楽しいお正月を過ごされたことでしょう。私はゴロゴロ寝正月でした(笑)
お休み中は運動不足だったとお話しされていたので、棒サッカーでしっかり、運動していただきましょう!今年も「ファミリー」の女性陣はパワフルです。
今年もお元気でファミリーに来ていただけますように!皆様の笑顔がたくさん見れますように!スタッフ一同、頑張ります。今年もよろしくお願いいたします。
ほんとに、連日寒い日が続いていますね。風も強いし、小雪が舞ってる日もありました。皆様、ちゃんと、防寒対策で厚着をして来所されます。風邪などひかれませんように!
ボーリングゲームやビンゴゲーム、毎日、皆様の笑い声がデイルームに響いています。
マツケンサンバの音楽に合わせてスタッフが考えた振り付けを、本番当日に覚えてもらったのですが、皆様、しっかり覚えてくれて、ポンポンを持って踊ってくれました。息もピッタリ合って見事に揃っていました♪♪♪一週間、楽しんで頂けましたでしょうか?皆様の笑顔がスタッフの励みになります。これからも「ファミリーは楽しいわ」と言って頂けるようスタッフ一同頑張ります!!
「介護を考え人権を守るために」
当法人の加納理事(大阪芸術大学教授)が講師で、松原ファミリー研修会を実施しました。今年度の研修計画で講師を招いての最後の研修でした。「認知症についての理解を深めよう」というタイトルの中に、介護と人権(プライバシーを含む)というテーマを含んだ研修でした。まずは、認知症の種類や原因や特徴を確認した後、認知症の人への行動を理解するのに、ケアする側が「なぜそうなるのか相手の世界に入って考えること」、「本人にとっては意味(目的)ある行動」と心掛けることの大切さを学びました。そして、実際のケアの実践VTRで、東京・立川市の特別養護老人ホーム「至誠ホーム」での、グループホームケアという当時の先進的な取り組みを視聴しました。そこでは、ご本人の立場に立った、生活の場づくり、安心できる居場所づくり、職員の方たちの関わり方を学びました。何がそこで生活する方の安心につながるのかを考えてケアすることの大切さを学びました。ご本人たちの今までの生活歴でしてきたこと、得意な事。それをホームの中での生活に生かし、自分で決定しながら、満足感や達成感(自身)になることの大切さを学びました。それが、ホームで生活する方の尊厳や人権を守ることにも繋がっていました。私たち松原ファミリーも、お一人お一人の立場に立ち、その生きてこられた歴史を理解した上で、チームでより良いケアに繋げていければと思っています。
「ファミリー」の理事でもある佐瀨美惠子さんを講師に招き研修会を開催しました。テーマは「高齢者虐待を防止するケア・制度~権利擁護の視点に基づく支援~」の第二弾です。研修の内容は以下の内容でした。今回も認知症対応型のデイサービスのスタッフとして、多岐の課題を考える良い学びの時間となりました。
「養介護施設従事者等による高齢者虐待とは」高齢者に対し、身体に外傷、又は外傷が生じるおそれのある暴行。著しい減食、長時間放置。著しい暴言、拒絶的な対応、心理的外傷を与える言動。わいせつな行為する、させる。不当に財産上の利益を得る。などが挙げられる。
「専門職の責務は」高齢者虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、早期発見に努めなけらばならない。
「早期発見から支援へ」専門職は通報義務と通報努力義務を負う。※介護施設での虐待についても職員に市町村への通報を義務づけ、内部告発した職員が解雇などの不利益を被らないよう規定。
高齢者虐待と不適切ケアには明確な境界線がなく、不適切なケアを底辺として連続しているものと捉えることができる。※不適切ケア→倫理的に問題のある行為。
虐待や不適切なケアが生じる背景(組織運営、ケアの質、ストレス等)を理解し、ストレスマネジメント、アンガーマネジメントを。
身体拘束の理解。例えば、徘徊しないよう車いす、ベッド等へ体幹、四肢をひも等で縛る。ベッドを柵で囲む。介護衣(つなぎ服)を着せる。向精神薬を過剰に服用させる等。
ユマニチュードに学ぶ→害を与えないケア。感覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケアの技法。
虐待事例を介護職として考える。認知症の母をたたいてしまった私。介護もう限界、誰に相談すれば。サービスを拒否する息子。夫を介護する80歳の妻等。
虐待を防ぐためには、地域と施設の情報共有と連携支援が必要。専門職からの擁護者への共感的理解→体調への気遣い、介護や苦労への評価、話を聞く等。介護環境から認知症の人の権利を考える→PEAP。認知症の人の希望を叶える→ヘルプカードの活用。認知症の人の思い、能力を支援し、保証する。